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もの忘れ外来

 年をとることで、ある程度の物忘れは、どんな人にも起こりうると考えられています。しかし、最近の研究では年相応の物忘れの中にも、認知症に発展していくものが、何もない方に比べると高確率で存在することがわかっています。初期の段階で区別することは困難なこともありますが、早期に診断し治療を開始することは、認知症であった場合、進行をおさえ、家族の経済的負担や介護負担を軽減することにつながります。ご心配なときは、気軽にご相談ください。

認知症とは

 認知症の症状は、物忘れや、日時がわからなくなる、計算が合わないなどの知的な部分の障害である「中心症状」と最近怒りっぽくなった、夜寝ないで興奮してしまう、幻覚があるようだといったような、知的な問題ではないのだが、介護の際に何かと問題になることの多い「周辺症状」と、二つの症状に大別されます。特に中心症状は認知症の基本的な症状で、これがないと認知症とは診断できません。また、認知症には、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などの、種類が存在し、この中心症状と周辺症状の組み合わせによって診断をつけます。当外来では、これら認知症の細かなタイプを、中心症状や周辺症状を検討することで、可能な限り診断いたします。また、すでにこれらの認知症の診断がついている方でも、経過の中で、周辺症状が出現して、ご本人はもちろん、介護されている方も大変なご苦労を強いられる場合があります。この周辺症状に関しても、可能な限り治療いたします。また、当院には精神科ソーシャルワーカーが常勤しておりますので、介護や福祉関して、有効な社会的なサービスについてのご相談にも応じられます。

STM-COMETとは

聖マリアンナ医大式コンピュータ化記憶機能検査(STM-COMET) アルツハイマー型認知症ではまず初めに短期記銘力障害が出現するので、その早期発見に最も有用なテスト。 アルツハイマー型認知症が軽度の場合にみとめられる、言語記憶障害に焦点をあてた言語記憶機能検査ソフトです。 コンピュータで管理された時間により、統制された検査ができます。

日本精神神経学会神経科専門医認定書 日本老年精神医学会専門医認定書

また、当院は日本老年精神医学会認定の病院です。
日本老年精神医学会の専門医が2名常勤しています。

現在「認知症病棟」に転換準備を進めています。